スレ鹿スレ鳴(+九尾バージョン):出会い−番外編/九尾ナル−


『何故だ?』

『何故記憶を消さなかった?いつも…』
「アイツの…奈良シカマルの2つ名を知ってる?」
『木の葉の頭脳…だろう?』
「そう。でも限られた上層部ではこう呼ばれている」



「禁断の木の実、と」

『禁断の…?』
「旧約聖書の話だよ。
愚かな人間が蛇の誘惑に負けて神が禁じていた知恵の果実を食べてしまう。
そうして楽園を追放されました、って話」

『ヤツがその知恵だと?』
「というより寧ろ人間を楽園から追放させた原因…という意味合いだろうね」
『…』
「所詮人間は異なるものを受け入れない。
出来ないヤツは役に立たないけど出来すぎるヤツも手に余る」

『過ぎたるは猶及ばざるが如し…か』

「で、俺はそいつらに何て呼ばれてる?」

『…パンドラの箱…』

「そう、災いを封じ込めた箱。好奇心から箱を開いたため不幸が飛び出したと言われてる箱だよ」
「そして急いで蓋をした箱の底にはわずかに希望が残されていた」
『それが何だ…?』




「つまりは災いさえなければわずかな希望に縋る必要もないってことだよ」






「元を辿れば俺もアイツも『始めからなければよかった』って意味」
『…』

「そーゆーことで同じ穴の狢よしみだからかな?記憶を消さなかったのは」
「まぁもしもシカマルがこの事を漏洩したとしてもいくらでも…」

『それでも』
「?」
『それでも我は…』

「当たり前だろ」

「シカマルが居ても何も変わらない」
『…主…』
「違う」
『…ナルト…』
「そうだよ。ずっと傍にいるんでしょ?」
『あぁ』


「ね?九尾(このお)」


スレ鹿スレ鳴:出会いの番外編でした〜
今のところの予定ではこの+九尾バージョンはこんな感じのCPでいきたいなぁ…と思ってます(^^
根底には九尾ナルがあるシカナル…シカナルと言っていいのか甚だ疑問であります。
九尾の名前はなんかカッコイイ漢字2文字とかでつけようかと思ったけどやっぱりやめました。
九尾と書いて「このお」と読んで下さい。
ま、見たまんま九尾はナルに100%愛です。恋愛。ナルは…未定?
でも作中でも言っているようにナルの最も近しい人は九尾であってシカではありません。すまんシカ!
九尾の一人称は『我』で尻尾は1本です。だって9本もあったら邪魔だし(笑

[PR]動画